おうちカフェ

抹茶ラテの作り方|茶筅で失敗ゼロ!カフェの味になる泡立てのコツ

せっかく茶筅を買ったのに、綺麗な泡が立たない。
シャカシャカ振っても手首が疲れるだけで、思い通りの仕上がりにならない。

そんな経験があるなら、原因はセンスでも茶道の知識でもありません。
茶筅の選び方と、腕の使い方の基本を知らないだけです。

この記事では、難しい作法は抜きにして、道具の選び方と力学的に正しいフォームをお伝えします。
それだけで、手首を痛めることなく、毎回安定したクリーミーな泡が作れるようになります。

【この記事でわかること】

  • 茶筅で泡立たない原因と正しい道具の選び方
  • 手首が疲れない「力学的に正しい」振り方のコツ
  • 美味しい抹茶ラテを作るための3ステップとダマ対策
  • 茶筅を長持ちさせるメンテナンスと必須アイテム

茶筅を使った抹茶ラテの作り方は、コツさえ知っていれば決して難しくありません。
基本の道具と正しい振り方を理解することで、初心者でもカフェのようなクリーミーな泡を作れるようになります

抹茶ラテの作り方|茶筅で初心者でもできる3ステップ

まず全体の流れを把握しておきましょう。
基本は3ステップです。

  1. 抹茶2gにお湯30mlを加える
  2. 茶筅でM字を描くように素早く点てる
  3. ミルク150mlを注いで完成

このとき重要なのが、抹茶をしっかり泡立てることです。
茶筅で空気を含ませながら点てることで、抹茶の粒子が細かく分散し、口当たりのよいラテになります

この流れを頭に入れたうえで、泡立ちを左右する「道具選び」と「振り方」を見ていきます。

抹茶ラテの作り方|茶筅で泡立たない原因は道具にある

正しい振り方をしていても、道具が合っていなければ泡は立ちません。

安価なプラスチック製や穂数が少ない茶筅の限界

100円ショップのプラスチック製茶筅や、穂の数が極端に少ないものを使っていると、きめ細かい泡を作るのは難しいです。
プラスチックはしなりが少なく、撹拌の力がうまく液体に伝わりません。

見た目は似ていても、仕上がりに大きな差が出ます

「75〜80本立て」の天然竹製茶筅を選ぶ理由

クリーミーな泡を安定して作るには、75〜80本立ての天然竹製茶筅が必要です。
天然竹ならではのしなやかさと、緻密な穂の数が空気をしっかり巻き込んでくれます。

道具を変えるだけで、泡立ちは明らかに変わります。

抹茶ラテの作り方|茶筅で手首が疲れない振り方のコツ

道具が揃ったら、次は腕の使い方です。

手首のスナップだけで振るのはNG

上手くいかない人の多くが、手首だけでシャカシャカ振っています。
これは手首に負担がかかるだけでなく、撹拌の力が液体の底まで届かないという問題もあります。

「肘を支点」にして腕全体で動かす

正しいフォームはシンプルです。
手首をまっすぐ固定し、肘を支点にして腕全体を前後に動かす

二の腕から手先までを一本の棒のようにして、肘の曲げ伸ばしだけでM字を描くイメージです。
茶道で伝わってきた所作には、ちゃんと理にかなった理由があります。

撹拌力が上がり、泡立ちが変わる

肘を支点にすると、少ない力で液体の底まで撹拌できます。
手首だけでは出せなかったストロークが生まれ、空気をしっかり巻き込んだクリーミーな泡が短時間でできあがります

抹茶ラテの作り方|茶筅の基本の点て方とラテの仕上げ

まず「ダマ」を潰す。M字の前の準備が大事

抹茶2gにお湯30mlを注いだら、いきなり激しく振るのではなく、まず穂先を底に軽く当てながらゆっくり円を描いてダマを潰します。
全体がペースト状になってから、肘を支点にしたストロークで素早く点てます。

なお、お湯の温度は80℃前後が理想です。
熱湯を使うと抹茶の苦味が強く出やすいため、少し冷ましたお湯を使うと香りと旨味が引き立ちます
(※抹茶ラテがダマになる原因については「抹茶ラテがダマになる原因」の記事で詳しく解説しています。)

点てた抹茶にミルクを注いで完成

ふんわりと泡立った抹茶に、150mlのミルクをゆっくり注ぎます。
ミルクは低脂肪乳より通常の牛乳のほうがコクが出やすく、まろやかな味になります。

自分の手で作るこのグラデーションが、おうちカフェの醍醐味です。
(※抹茶ラテの基本レシピは「抹茶ラテの作り方」で解説しています。)

抹茶ラテの作り方|茶筅を長持ちさせるメンテナンス

使い終わったまま置いておくと穂先がすぼまる

天然竹の茶筅は、洗った後そのまま置いておくと乾燥の過程で穂先が内側に丸まってしまいます。
穂先がすぼまると空気を巻き込む面積が減り、次に使うときの泡立ちが悪くなります

「くせ直し(茶筅休め)」で形を保つ

洗い終わった茶筅をくせ直し(茶筅休め)に被せて乾かすだけで、穂先が丸まるのを防げます。
陶器製のものが多く、数百円から手に入ります。

茶筅を買うなら、ぜひセットで揃えておきたいアイテムです。

よくある質問|茶筅を使った抹茶ラテの作り方

Q. 茶筅がないと抹茶ラテは作れませんか?

A. 作ることはできますが、なめらかな泡を作るのは難しくなります。

スプーンやミルクフォーマーでも混ぜられますが、抹茶の粒子を均一に分散させるという点では茶筅が一番です。

Q. 茶筅を使うとスプーンより美味しくなるのはなぜですか?

A. 空気が入ることで口当たりが変わり、香りが引き立つからです。

穂先が抹茶の粒子を細かく分散させながら空気を含ませることで、直線的な苦味がやわらぎ、抹茶本来の香りがふくらみます。

(※抹茶ラテが苦い原因については「苦い原因と対処法」で解説しています。)

Q. 抹茶ラテを作るとき茶筅はどのくらい振ればいいですか?

A. 目安は10〜20秒ほどです。

肘を支点にして素早くM字を描くように振ると、短時間でもきめ細かい泡が作れます。
泡が細かくなり表面がふんわりしてきたら、十分に点てられています。

Q. 穂先が数本折れたら寿命ですか?

A. 1〜2本程度なら、根元からカットして使い続けられます。

折れた破片が口に入らないよう、ハサミで根元から切り取ってください。
全体的に形が崩れてきたり、カビが生えたりしたら買い替えのサインです。

抹茶ラテの作り方|茶筅で揃えたい3つのアイテム

天然竹製・75〜80本立ての茶筅

泡立ちは道具で決まります。
プラスチック製や穂数の少ないもので妥協せず、しなやかな撹拌力を持つ天然竹製の茶筅を選んでください。

陶器製のくせ直し(茶筅休め)

茶筅の形を保ち、寿命を延ばすための必需品です。
数百円〜千円程度で手に入り、茶筅とセットで揃えておくと安心です。

底が丸い抹茶ボウル(片口茶碗)

肘を支点にしたストロークには、底が丸く広いボウルが必要です。
底が平らで狭いマグカップでは茶筅がうまく動きません。

ミルクをきれいに注げる注ぎ口つきの片口タイプを選ぶと、仕上がりがより洗練されます