「中村藤吉本店?ああ、あの美味しい抹茶ゼリーのお店でしょ?」
もしあなたがそう思っているなら、半分正解で、半分は損をしています。
実は、中村藤吉本店はただのスイーツショップではありません。安政元年(1854年)から170年以上続く、バリバリの「茶商(お茶のプロフェッショナル)」なのです。
あの生茶ゼリイがなぜあんなに美味しいのか?
答えはシンプル。使っている「お茶そのもの」の品質が、他とは桁違いだからです。
「スイーツは大好きだけど、日本茶はペットボトルで十分かな……」
「高い茶葉を買っても、淹れ方が難しくて失敗しそう……」
そんなあなたにこそ、知ってほしい世界があります。
急須がなくても大丈夫。温度計なんていりません。
今回は、誰が淹れても料亭の味になる魔法のブレンド「中村茶」を中心に、玉露・煎茶との違いや、絶対に失敗しない淹れ方のコツを徹底解説します。
読み終わる頃には、あなたも「お家で本物のお茶」を楽しみたくてウズウズしているはずです。
迷ったらまずここ!中村茶・玉露・煎茶の違いが一目で分かる比較表
「種類が多すぎて選べない!」という方のために、まずは結論からお見せします。
中村藤吉で扱う主なお茶は、大きく分けてこの3種類です。
| 種類 | 中村茶(なかむらちゃ) | 玉露(ぎょくろ) | 煎茶(せんちゃ) |
|---|---|---|---|
| 味の系統 | 万能バランス型 (甘み・旨味・苦味) | 超濃厚な旨味 (出汁のような味) | 爽やかな苦味 (キリッとした味) |
| 淹れる難易度 | ★☆☆(簡単) 温度に強い | ★★★(繊細) 低温管理が必須 | ★★☆(普通) 熱湯すぎると渋い |
| 楽しむシーン | 食事〜リラックスまで いつでもOK | 特別な来客 極上のご褒美 | 朝の目覚め 甘いお菓子と |
| こんな人へ | 迷ったらコレ一択 初心者〜通まで | 本物を知る方 目上の方へのギフト | スッキリ派 ゴクゴク飲みたい人 |
結論:初めて買うなら、「中村茶」を選べば間違いありません。
なぜプロがそこまで「中村茶」を推すのか? その秘密を深掘りしていきましょう。
そもそも「中村茶(なかむらちゃ)」とは?創業170年の“合組”の魔法
お店の名前を冠したこのお茶。実は、単一の品種ではありません。
中村藤吉本店に代々伝わる秘伝の技術、「合組(ごうぐみ)」によって作られたオリジナルブレンド茶です。
7種類の茶葉をブレンドする「合組(ごうぐみ)」の技
「合組」とは、簡単に言えばブレンドのこと。
煎茶、玉露、かぶせ茶など、7種類以上の異なる茶葉を、熟練の茶師が絶妙なバランスで配合しています。
- 香りの強い葉
- 甘みの強い葉
- 色の良い葉
それぞれの長所を組み合わせることで、単一の茶葉では出せない「奥行きのある味」を作り出しているのです。
なぜ「誰が淹れても美味しくなる」のか?
中村茶が最強である理由は、「温度への適応力」にあります。
- 普通のお茶(特に玉露)は、お湯が熱すぎると渋くなり、味が台無しになります。
- しかし中村茶は、「高温で淹れれば香りが立ち、低温で淹れれば甘みが出る」ように設計されています。
つまり、ズボラに熱湯で淹れても「香ばしくて美味しい!」となり、丁寧にぬるま湯で淹れれば「甘くて美味しい!」となる。
失敗しようがない、まさに「初心者助け」の万能茶なのです。
【実飲レビュー①】中村茶|お茶の概念が変わる「味のレイヤー」
実際に中村茶を淹れて飲んでみました。
【香り】
袋を開けた瞬間、ふわっと広がる香りが違います。単調な緑茶の匂いではなく、どこか甘く、複雑で奥行きのある香り。
【味わい】
一口飲むと、最初は玉露のような「とろっとした甘み」を感じます。
しかし、喉を通る頃には煎茶のような「爽やかな渋み」が追いかけてきて、後味はスッキリ。
【体験】
「お茶って、こんなに味が変化するの?」
一杯の中で味がグラデーションのように変わる体験は、ブレンド茶ならでは。
食事中に飲んでも料理の邪魔をせず、食後のリラックスタイムにも合う。これ一つあれば家中のどのお茶もいらなくなる、そんな完成度です。
【実飲レビュー②】玉露|まるで「お出汁」のような衝撃
次は、日本茶の最高峰「玉露(ぎょくろ)」です。
これは、飲み物というより「スープ」に近いかもしれません。
【特徴】
茶畑に覆いをして日光を遮断し、手間暇かけて育てた茶葉です。渋み成分(カテキン)が抑えられ、旨味成分(テアニン)が爆発的に増えています。
【味わい】
口に入れた瞬間、脳が混乱するほどの「旨味」。
お茶特有の渋みは皆無です。まるで高級な昆布出汁や、濃厚なスープを飲んでいるような「とろみ」があります。
【注意点】
絶対に熱湯で淹れてはいけません(味が壊れます)。
40℃〜50℃くらいの「ぬるま湯」で、じっくり時間をかけて抽出する。その手間さえ愛せる人のための、大人の嗜好品です。
【実飲レビュー③】煎茶・かぶせ茶|毎日飲みたくなる清涼感
最後は、最も親しみのある「煎茶(せんちゃ)」や「かぶせ茶」です。
【特徴】
日光をたっぷり浴びて育った茶葉。カテキンが多く含まれ、お茶らしい「キリッとした苦味」が特徴です。
【味わい】
飲んだ瞬間に背筋が伸びるような、心地よい苦味と清涼感。
口の中がサッパリするので、甘いスイーツ(羊羹やフィナンシェ)との相性は最強です。
【おすすめ】
朝の目覚めの一杯や、仕事中に頭をシャキッとさせたい時に最適です。
【保存版】茶葉を無駄にしない!絶対に失敗しない「美味しい淹れ方」のコツ
「高い茶葉を買っても、自分で淹れると美味しくない……」
そんな経験はありませんか?
実は、初心者がやりがちな失敗の原因は「温度」ではありません。「お湯の量」です。
初心者は温度より「湯量」で味が決まる
多くの人は、急須なみなみにお湯を入れてしまいます。これが失敗の原因です。
美味しいお茶のエキスが出る量は決まっています。お湯を入れすぎると、味が薄まり、ただの「緑色のお湯」になってしまいます。
- 1人分の適量:約60ml〜80ml(小さな湯呑1杯分)
- 茶葉の量:大さじ1〜2(約6g〜10g)
「茶葉はケチらず多めに、お湯は少なめに」
これだけで、お店のような濃厚なお茶になります。
温度計はいらない!「湯冷まし」の簡単テクニック
「70℃のお湯なんて分からないよ!」という方も安心してください。道具は不要です。
- ポットの熱湯(100℃)を、まずは「何も入っていない湯呑」に注ぐ。
- 湯呑が熱くなりますよね? これで熱が奪われ、お湯は約80℃になります。
- そのお湯を、茶葉を入れた急須に注ぐ。
これだけで適温です。玉露の場合は、これをもう一度別の器に移し替えれば60℃になります。
「器を移す回数で温度を下げる」。これがプロも使うテクニックです。
中村茶を使った「魔法の90秒ステップ」
では、中村茶を最高に美味しく淹れる手順です。
- 茶葉(大さじ2)を急須に入れる。
- 湯冷まししたお湯(人数分)を注ぐ。
- 蓋をして、触らずに90秒待つ。
(※ここで揺すると雑味が出ます。じっと我慢!) - 湯呑に注ぐときは、最後の「ゴールデンドロップ(最後の一滴)」まで絞りきる。
この最後の一滴に、お茶の旨味が凝縮されています。これを入れるかどうかで味が劇的に変わります。
「急須がない」でも大丈夫!中村茶ティーバッグが実は最強な理由
ここまで読んで、「でもウチ、急須がないんだよね……」と思ったあなた。
諦めるのは早いです。むしろ、そんなあなたにこそおすすめしたいのが「中村茶ティーバッグ」です。
中身は同じ!ティーバッグでも味は落ちない
「ティーバッグって、急須で淹れるより不味いんでしょ?」
それは大きな誤解です。少なくとも中村藤吉本店においては。
一般的に安価なティーバッグには「粉茶(製造工程で出たクズ茶)」が使われることが多いですが、中村藤吉のティーバッグは違います。
リーフ(茶葉)として売られているものと全く同じ茶葉を、テトラパック(三角形の袋)に入れているだけです。
つまり、急須で淹れるのと品質は100%同じ。
むしろ、袋の中で茶葉がジャンピングしやすい形状になっているため、テクニック不要で誰でもプロの味が再現できます。
後片付け0秒。ズボラな人こそTBを選ぶべき
- 茶殻を捨てる手間がない。
- 急須を洗わなくていい。
- オフィスのデスクや、旅行先でも飲める。
「日本茶は面倒くさい」という常識が覆ります。
マグカップにポンと入れてお湯を注ぐだけ。日本茶デビューは、このティーバッグから入るのが一番賢い選択です。
目的別|あなたに最適なお茶診断(Q&A)
最後に、あなたにピッタリのお茶を診断します。
- Q. とにかく手軽に、でも美味しいお茶が飲みたい
- 👉 「中村茶(ティーバッグ)」
- 準備も片付けも0秒。味は本格派。
- Q. 甘いスイーツ(羊羹・フィナンシェ)と一緒に飲みたい
- 👉 「煎茶」
- 苦味がスイーツの甘さを引き立て、口の中をサッパリさせます。
- Q. 大切なお客様に出したい・リッチな気分になりたい
- 👉 「玉露」
- 小さな器で、出汁のような旨味をちびちび楽しむ贅沢を。
- Q. 失敗したくない・家族みんなでガブガブ飲みたい
- 👉 「中村茶(リーフ)」
- 熱湯でも美味しく、どんな料理にも合います。
どこで買うのが正解?公式通販で「鮮度」を買おう
お茶は乾物に見えて、実は「生鮮食品」です。
時間が経つと香りも色も飛んでしまいます。
Amazonや楽天で転売されている古い茶葉を買うと、「あれ? 香りがしない……」という悲劇が起きます。
回転が早く、適切な温度管理がされている「公式オンラインストア」から取り寄せるのが、最も新鮮で美味しい茶葉を手に入れる唯一の方法です。
初めての方は、まずは飲みきりサイズの袋や、手軽なティーバッグからカートに入れてみてください。
まとめ|スイーツだけじゃもったいない。「中村茶」でQOLを上げよう
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
中村藤吉本店というブランドの本質は、スイーツではなく、この「茶葉」にあります。
お湯を沸かし、茶葉の香りを楽しみ、ゆっくりと一服する。
そんな丁寧な時間を持つこと自体が、忙しい現代人にとって最高の贅沢ではないでしょうか。
「お茶って、こんなに美味しかったんだ」
その感動を、ぜひあなたの舌で体験してください。
まずは、魔法のブレンド「中村茶」のティーバッグから、豊かなお茶生活を始めましょう。
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